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「最近のピル〜2011年〜」

わが国でもピルが利用できるようになったのは1999年で、すでに12年が経ちました。その後に新しいピルや使い方が加わりました。

当院のホームページで「ピル」とは、主に経口避妊薬ですが、それと同等の成分を有するホルモン剤で本来避妊を主目的としない保険薬も含めています。

ピルについて
ピルは経口避妊薬のことです
ピルには、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲスティン(黄体ホルモン)が含まれています
どのピルにもエストロゲン剤として、共通の合成されたエチニール・エストラダイオールというホルモン剤が含まれています
含まれているエチニール・エストラダイオールの量が異なります
またピルには合成された各種の黄体ホルモン剤が含まれていて、それぞれの黄体ホルモン剤によりピルに特有な性質・違いが生じています


エストロゲン剤の量
ピルに含まれている合成エストロゲン剤であるエチニール・エストラダイオールの量が、当初より減ってきて、最近のピルはさらに減っています
エストロゲンの量が少なくなると、それに対応する黄体ホルモン剤の量も減ります
ホルモン剤の量が減ると副作用・リスクが減ります
エストロゲンの量により、中用量ピル、低用量ピル、最低用量ピルと名前がついています
わが国では、それぞれ次のピルが使えます
 
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名前 エストロゲン量 ピルの名前 (*印は保険薬)
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中用量ピル 50μg プラノバール*
低用量ピル 30〜35μg マーベロン、オーソ、ルナベル*、シンフェーズ、
トライデイオール、トリキュラー、アンジュ
最低用量ピル 20μg ヤーズ*
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上記のピルとして使っている薬剤の中には、保険薬があります。保険薬とは、疾患があり、それに対する治療薬です。
プラノバールは、「卵巣機能不全」の治療薬
ルナベルは、オーソと全く同じ成分ですが「子宮内膜症」「月経痛」の治療薬
ヤーズは、諸外国ではピルとして認可・使用されていますが、わが国では「月経痛」に対する治療薬として認可されています。当然避妊薬としての効果もあります

黄体ホルモン剤の種類
それぞれのピルに含まれている黄体ホルモン剤も異なります
最近のピルは、より副作用の少ないとされる黄体ホルモン剤が使われています
黄体ホルモン剤として(名前は難しいですが)次のようなものがあります
 
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黄体ホルモン剤 特徴
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ノルエチステロン   第一世代 最もよく使われている
レボノルゲストレル  第二世代 男性化症状
デソゲストレル     第三世代 血栓症が多い?
ドロスピレノン      最新世代 むくみ、体重増加が少ない
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服用スケジュール
今までのピルは実薬(実際にホルモン剤が入っている錠剤)が21錠で、偽薬(ホルモン剤が入っていない錠剤)が無いタイプ(21錠タイプ)か偽薬が7錠(28錠)のタイプでした
最近のピル(ヤーズ)は24錠が実薬で、4錠が偽薬の28錠タイプです

まとめ
最近のピルでは、ホルモン剤の量や種類が改良されています
また服用する錠剤の実薬の数(24錠)が工夫されています
その結果、体重が増えにくい、副作用が少ないピルを使えるようになってきました
 
 

 
【2011年11月更新】

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