「思春期と過敏性腸症候群」
最近腸の調子がおかしくて、勉強に身が入らなかったり、いじめにあったり、学校に行かなかったりする子が増えています。
どれくらい多い
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男性より女性に多い
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中学生で6%、高校生で14%、一般成人で10〜20%と結構多い
症状について
1.
腹痛の場所が一定でない
2.
腹部不快感があるが、排便するとなくなるか軽くなる
3.
突然の下痢や便秘を繰り返す
4.
下痢が続いても体重は減らない
5.
発熱、血便はみられない
6.
寝ている間は症状が出ない(トイレに行きたくて目が覚めるようなことはない)
7.
ストレスを感じないようなときには、症状が出ないことが多い(学校や仕事がストレスになっている人は、休日には症状は出ない)
8.
人によっては、ストレスによるさまざまな症状を伴うことがある(頭痛、めまい、疲労感、不眠、不安感など)
さらに進めば
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通学時には上にある症状が出ないか心配で各駅停車の電車にしか乗れない
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授業中に頻繁にトイレに行く、授業中におなかがゴロゴロいう
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軽くなったり重くなったりの、長い経過をたどることが多く、症状は治療で軽くはなるが完全に消えることは少ないとされています
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長期になるので、不安、ゆううつ、あせり、緊張感、不眠などの精神症状も出てくることもあります
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周囲の人たちに分かってもらえない
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いじめ、不登校、引きこもりの原因になることもあります
なぜなるのでしょう
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ストレスの情報はまず脳に集められます
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この情報が原因で不安などが起こります
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これが脳の一部分(視床下部)にも影響します
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脳のこの部分は自律神経をコントロールしている大事な部分ですので、自律神経の働きが乱れます
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脳と腸との間には神経の連絡が他の部分より密接に行われています
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この自律神経の乱れを通じて腸の運動機能が障害を受け、腸のさまざまな症状が出るのです
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さらに腹部不快感や便通の異常などの症状がまたストレスになって脳に悪影響を来たす悪循環を繰り返し、自律神経失調症となり動悸(どうき)、めまい、汗などの全身症状も出るようになるのです
なりやすい人
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几帳面(きちょうめん)でまじめな人、神経質な人
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男性より女性に多い
診断は
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精神的なストレスが引き金となり、上記のような症状がある
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便回数の異常(1日に4回以上と多いまたは1週間に2回以下と少ない)、急に便に行きたくなる、排便後も便が残っている感じがある、などがあれば可能性が高くなる
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血液検査や他の検査では腸に異常がみられません
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成長は正常です
紛らわしい病気
大腸ガン、潰瘍性大腸炎、消化性潰瘍、大腸憩室、単純性便秘などの症状とも似ていることもあります
治療は
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腸の動きをよくする薬を飲みましょう
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規則正しく食事をしましょう
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気持ちにゆとりを持ちましょう
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カウンセリングを受けましょう
【2009年3月更新】
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