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10代の妊娠

最近は晩婚化、出産の高齢化とともに、10代の性行為が通常化するなかで、10代の妊娠も増えるのは当然です。10代妊娠の問題点を知っておく必要があります。

10代妊娠は増えていますか?
最近は初交年齢が若くなり、10代の妊娠が増えています。1960年以降1995年までの35年間には変わりはありませんでしたが、この数年は明らかに増加しています。

妊娠したあとはどうなりますか?
10代の女性が妊娠した場合は、流産 2%、人工妊娠中絶 44%、分娩 54%(日本産科婦人科学会調べ)と20代、30代の女性に比べて、人工妊娠中絶の率が高いのが特徴です。

10代妊娠の問題点は?
(1) 妊娠に気づくのが遅い    
初診時の妊娠週数 7週まで44%、8−11週23%、12週以降33%で、年齢が若いほど遅く初診しています(日本産科婦人科学会調べ)。さまざまな理由が考えられますが、思春期の女性には月経不順があること、妊娠に対する無知、などがあげられます。
(2) 妊娠の結末
10代の女性では学業の途中であることが多いので、未婚者が3分の2。
未婚者では、分娩するのが20%、中絶が80%
既婚者では、分娩するのが80%、中絶は20%
しかも中絶も妊娠12週以降の比較的妊娠が進んでからのいわゆる中期中絶が25%もあるのが大きな特徴です。
(3) 妊娠・分娩の問題
妊娠に気づくのが遅いのですから途中の妊婦管理に問題が生ずることが多いのです。たとえば妊娠中毒症、早産、低体重児、分娩時間が長い、出血量が多いなどの問題が多いのです。とくに15歳以下の妊娠・分娩には合併症が多く、いわゆるハイリスク(危険性が高い)です。
(4) 性感染症の合併が多い
10代女性は複数の相手との交際、性感染症に対する知識の少なさ、などから性感染症を有する妊婦が多く、妊娠診断と同時に性感染症のチェックも必要です。実際に妊婦のクラミジア感染率を調べた結果からすると、10代の妊婦の22%(4−5人に1人)が感染しており、30代の妊婦の2%に比べて10倍以上高いのです。
 
10代の妊娠を防ぐためには ?
性行為の低年齢かは避けられませんから、何といっても避妊に対する知識を増やすしか方法はありません。なかでもピルとコンドームの正しい知識は、妊娠と性行為感染症の予防には不可欠です。
 
【2004年7月更新】
 


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