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「月経と睡眠」

月経中は痛みがあり眠れず、月経前は眠いという女性が多いですが、実際には月経周期の時期により睡眠の状態は違うのでしょうか。

 
女性と睡眠
睡眠の男女差についての調査によりますと、
1 全年齢層で女性の方が男性よりも睡眠時間は短いのです。成人女性では家事などが多いために、睡眠時間が短いとも言われていましたが、思春期でも女性の方が男性より睡眠時間は少ないのです
2 女性の方がより深い眠りであるノンレム睡眠(脳の睡眠)を多くとっています
 
月経時期と睡眠
成人の約40%の女性が、月経の時期と睡眠との変化を感じるとしています。つまり月経周期の時期によって睡眠の量が多くなったり、少なくなったりするのです。
 
月経中や月経が終わって間もない頃
月経中は腹痛、腰痛、頭痛、下痢などの症状があるために十分な睡眠が取れないのが普通です。また月経が始まってからの約2週間の卵胞期(低温期)では睡眠の量は少なくなります。その理由は十分分っていませんが、卵巣から分泌されるエストロゲン(卵胞ホルモン)が関係しているのだとされています。
 
月経前
排卵が終わってからの2週間では黄体ホルモンが分泌され黄体期(高温期)と言われていますが、黄体ホルモンには眠気を促進する働きがありますので、この時期には
1 睡眠時間が延びる
2 昼間でも眠たくなる、
が良くみられます。ときには黄体期に爆睡するので勉強ができないなどの生活上の弊害が出てくることもあるのです。

   
     
 
なぜ月経周期により睡眠が違うのでしょうか
女性に限らずヒトには子孫を残すという役割があります。
* 排卵前(卵胞期)には睡眠をとらず活動時間を長くして性行為をして受精率を上げる

*

排卵後(黄体期)では、受精後眠って妊娠をより確実にする
ためではないかと考えられています。
 
どうすればいいの
* 月経中の睡眠不足には、まず痛み止めを服用し痛みをとることにより対応しましょう。それでも睡眠不足が改善せず日常生活に差しつかえる場合は睡眠導入剤を服用するしかないです
* 月経が終わってから約10日間の睡眠不足も同様に程度により対応しましょう。つまり程度がそれほどひどくなければ日にちが経つのを待ちましょう。また睡眠不足で日常生活に差し支える場合は睡眠導入剤を服用するしかないです
* 月経前の傾眠・睡眠には、程度に応じて対応するしかないです。傾眠・睡眠の程度がひどくない場合はそのままで、日常生活に差しつかえる場合には、次の周期からピルを服用しましょう
 
 
 
【2006年8月更新】


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