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二次性徴

女性と男性は、出生時にすでに生殖器系に明らかな違い・特徴がありますが、それが思春期にさらに顕著になります。その中心が二次性徴です

思春期とは?
「思春期とは二次性徴出現から、初経を経て二次性徴の完成と月経周期がほぼ順調になる期間をいう。その期間は、わが国の現状では、8−9歳ごろから17−18歳ごろまでになる」(日本産科婦人科学会)という定義があります。二次性徴は思春期の中心となる出来事なのです。
二次性徴とは?
「性徴」とはその字のように、女性や男性の特徴がよりはっきりすることを指します。実際には小児から妊娠する能力を得るまでの過程の中のいくつかの「しるし」をさします。
 
二次性徴にはどんなものがあるのですか?
皮下脂肪の蓄積、乳房の発育、陰毛の発生、月経の始まり、があります。
 
二次性徴には順序があるのですか?
女性らしくなるこれらの二次性徴の発現には順序があります。
まず骨格などの発育のほかに、皮下脂肪の発育が著明になり、丸みのある女性的な体格になる
次に7歳―14歳に乳房が発育し始める
9歳―15歳に陰毛が発生する
10歳―16歳に初経が始まる
つまり二次性徴は通常「皮下脂肪」「乳房」「陰毛」「初経」の順にみられる
したがってこれらの時期以外に起こるのは異常といえます。
 
二次性徴はどうして起こるのですか?
これらの変化は、当然女性ホルモンの作用により起こります。つまりこの時期の初めには卵巣の重量が増え、小児期(1.3g)の約3倍(4.0g)となり、二次性徴の完成するころにはさらに増量(8.3g)します。それにつれて女性ホルモンもやや増量し、周期的に分泌するようになるのです。当然のことながら子宮や膣・外陰部も発育します。
したがって二次性徴や思春期は、卵巣が主役で「卵巣主導型」といえます。
これらの変化は、とくに10歳以降に激しいのです。いわば10歳が女性にとってひとつの転換点(ターニングポイント)ともいえます。
 
二次性徴のほかの特徴は?
この時期には生殖器系以外に身体的・精神的発育をします。なかでも精神発達の面で、知能・思想が成人へと向かうと同時に、性衝動の発現、母性意識の発達も急速に起こるのです。とくに初経以後月経の繰り返しにより「女性としての自己」がそれぞれに形成される重要な現象といえます。
 
【2004年5月更新】


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