ここで示されているのはあくまでもホルモン剤を飲まない女性との相対的なリスクの上昇であって、絶対的な(数の上で多くなく)リスクは小さなもの(アメリカ人で0.3−0.4%、日本人ではこれの10−20分の1と推定されています)であります。それでもリスクが増えるのは事実でありますので、 HRT を行う上では治療による利益とのバランスを良く考えて選択する必要があるといえます。
ただしこれはあくまでも「ホルモン治療が心血管疾患の予防できるかを目的」とした場合であって、他の治療たとえば更年期障害、骨粗しょう症などを目的とした場合は別です。またこの治験では子宮のある女性にプレマリンと黄体ホルモン剤(プロベラ)を投与した成績では、子宮のない女性にプレマリンのみを投与してもこのような結果は得られていません。黄体ホルモンが問題なのでしょうか? |