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潤いを


閉経前後の卵巣機能の低下による女性ホルモンの減少は、生殖器関係に次のようなことを起こすとされています。

(1) 生殖器の萎縮、たとえば腟粘膜が薄くなる・伸縮性が減る、潤いがなくなるなど、により性交時の疼痛や出血をきたす。さらに性反応が遅くなったり、無くなったりする。
(2) 容貌の衰えにより女性としての自信を失うなどの心理的な影響がある。
(3) 精神的に抑うつ傾向が強くなる。

これらのことが重なり全体として女性の性欲が減退するのです。 これを予防するためには、ホルモン補充療法が効果的とされています。
ホルモン補充療法は、
(@) 膣の潤いを回復する
(A) 性交時の疼痛を減らす
(B) 身体的・心理的な症状を減らし、全体として前向きになる
などの効果をもたらして、女性の性欲を減退させないか、回復させるのです。ホルモン補充療法以外にも腟潤滑ゼリー(リューブゼリー)を使用することも性交時の痛みを減らす効果があります。   

具体的には
今までにも多くの似たような報告がありますが、一番最近のコロンビアでの調査( Maturitas. 48:411. 2004 )を以下に紹介します。
*閉経前の女性、閉経後でHRTを受けていない女性、閉経後でHRTを受けている女性の三群で性交障
  害をいろんな角度から比較した
*性欲の減退は女性全体の約40%にあるが、閉経前、閉経後のHRTの有無による差は見られなかった
*その他の成績は図に示したとおりですが、「潤い」以外にもオルガスム、性交痛、セックスにたいする満
  足度など、多くの面でHRTが性交障害を改善させていることが分かります

 
【2004年10月更新】
 



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