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新しいホルモン製剤(その2)

わが国でのホルモン補充療法に使用されているホルモン剤のほとんどが内服薬です。
たとえば卵胞ホルモン剤のプレマリン、黄体ホルモン剤のプロベラなどです。とくに 重要な卵胞ホルモン剤は約80%が内服薬なのです。しかしこれら内服薬のホルモン剤は肝臓への影響などと関連して血栓症が発生するとも考えられていますので、血栓症の多い欧米諸国では貼付剤がよく使用されています。それに比べてわが国で貼付剤 によるホルモン治療が約20%と進んでいない主な理由は、(1)欧米に比べてシャワーよりお風呂を好み、貼付剤を使用すると面倒、(2)黄体ホルモンの貼付剤がない、でしょう。
このようにわが国の現時点では、卵胞ホルモンの貼付剤はあっても黄体ホルモンの貼付剤がありませんから、卵胞ホルモンの貼付剤を使用しても黄体ホルモン剤を飲まな いといけないのです。しかし外国では黄体ホルモンの単独の貼付剤というより、卵胞ホルモンと黄体ホルモンの両方が一枚の貼付剤に含まれているのがあるのです。しかも一枚に含まれているホルモンの量にも種類があり、選びやすいのです。
つまり日本では、
1. 卵胞ホルモンの内服薬と黄体ホルモンの内服薬
2. 卵胞ホルモンの貼付剤に黄体ホルモンの内服薬
の組み合わせですが、欧米では、
3. 卵胞ホルモンの内服薬と黄体ホルモンの内服薬
4. 卵胞ホルモンと黄体ホルモンの貼付剤(通常量)
5. 卵胞ホルモンと黄体ホルモンの貼付剤(低用量)
が選ぶことができるのです。しかも欧米の貼付剤は1週間に1回貼り替えるだけでいいのですが、わが国では2−3日に1回貼り替えるのです。早く1週間に貼り薬1枚で済むようになればいいのですが、当分はなさそうです。
【2003年12月更新】



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