女性ホルモン
エストロゲンの働き











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どうせくるなら明るい更年期

   
なぜ更年期があるの?

更年期の更は、「さら」つまり「新しい」という意味です。女性の体が新しくスタートする時期でもあるのです。40代半ばをすぎると女性ホルモンの分泌が減少してきます。女性ホルモンは、女性らしい体を作るだけでなく、自律神経や脳、骨、血管などにも作用しています。それが急に少なくなるのですから、さまざまな症状があらわれても不思議はないわけで、それを更年期症状と呼んでいます。

更年期は何歳から始まるの?

卵巣の機能が低下し、月経が終わる(閉経する)前後5年間の時期を指します。通常、女性の40歳代半ばから50歳代半ばまでの約10年の間ですが、個人差があり、42〜43ぐらいから始まる人や、もっと遅い人もあります。

イメージその違いはどこから?


更年期症状には卵巣の機能そのものだけでなく、その人を取り巻く環境や、性格なども影響するようですね。そういうことは、ほかの病気にもいえます。たとえば月経痛、めまい、高血圧など、どの病気にも気質的な原因に加えて、症状が重くなったり、軽くなったりします。

どこの科にいけばいいの?


ご自分で更年期障害だと思われたら、婦人科ですね。しかし、肩こりや目まいなどが、更年期障害だとは思えませんから、整形外科や耳鼻科にいかれる方が多いですね。ほかには、内科、眼科、心療内科とか。婦人科を受診される確率は20〜30%と少ないんですよ。それぞれの科でチェックしてもらって、異常がなかったら、最終的に残るのは更年期障害ということになります。もちろん、最初に婦人科にこられた人にも、まず、ほかの病気のチェックを行います。

どんな症状があらわれますか?

まず代表的なのが自律神経失調症状です。顔がほてったり、冬でも汗がどっと出たりするほか、腰や手足の冷え、息切れ・動悸、肩こり、腰痛などが起こります。そのほか、女性ホルモンの作用は全身に及んでいますから、さまざまな症状が起こってきます。

イメージ女性の何%ぐらいにあらわれるの?


更年期という時期は、全ての女性にきます。そのうち何らかの更年期症状が出るのは75%ぐらい。その中で治療が必要なほどの重い人は20〜30%で、それを更年期障害と呼んでいます。更年期になっても何も症状の出ない人が4分の1ぐらいいるわけで、個人差がありますね。たとえ自律神経失調のような症状が出ても、それほど強くなければ、治療をしなくてもいいわけです。

更年期障害と間違い易い病気は?


どの病気とも間違いやすいのが、更年期障害です。たとえば、精神神経症が強ければうつ病のような精神病と間違いやすく、めまいは耳鼻科の病気と間違いやすい。つまり、頭の先から、足のつめの先まで全部に女性ホルモンが作用していれば、全身に関係するわけですから、ほかの科の病気と間違いやすいんです。ただ、私が言いたいのは、女性が40歳を過ぎて何らかの症状があったら、せめて1回は婦人科に来ないといけませんよ、ということです。関連する症状について診断を受けて、最後にホルモンの異常だということになれば、薬を飲むなら、いつまで飲むか、どの薬を飲むかを決めていくわけです。
漢方薬で治療できますか?
漢方でもできますよ。漢方薬の中にも植物性エストロゲン剤が含まれているものがありますから。ただ、漢方で女性ホルモンの欠乏を全て補うのは無理ですから、それに加えて、たとえば自律神経を安定させる薬とか、骨粗しょう症には骨量を増やす薬とか、それぞれ症状に合った薬を飲まれるといいと思います。



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