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避妊

最近の日本においては、人工妊娠中絶を受ける女性の数は減少してきていますが、10歳代で受ける方が年々増えています。 また10歳代と40歳代の女性が妊娠した場合には、人工妊娠中絶を受ける率がきわめて高いのが特徴です。
 
望まれない妊娠、望まない妊娠を避けるために、また女性が自分のからだを自分で守るためにも、避妊についての正しい知識を身につけなければなりません。
 
まず妊娠の仕組みを知る必要があります。膣内に射精された精子は、子宮を通って卵管に進み、卵巣から排出(排卵)され卵管に取り込まれた卵子と出会うと受精します。受精した卵はゆっくりと卵管から子宮に移動し、子宮内膜に着床し、妊娠が成立するのです。 したがって避妊するためには、この過程のどこかを妨げればいいのです。
 
たとえば
・排卵時期を知る方法として基礎体温や荻野式
・精子が膣や子宮内に入らないようにするのが、膣外射精、コンドームやマイルーラ
・排卵しないようにするのがピル
・着床しないようにするのがリング、です
・もちろん永久的に避妊する方法として卵管結紮手術もあります。先進国ではピルが多く使われているに比べて、日本ではコンドームによる避妊が多いのです。図のように、これらの方法には避妊効果に差があります。より確実に避妊するには一つの方法のみより二つの方法を同時に用いることです。
 
これらの方法のなかで、
荻野式とピルについて簡単に説明しましょう。

まず荻野式です。
荻野博士の提唱した「次の予定月経の16日から12日前の間に排卵する」という理論などに基づいて、この期間を禁欲するか、コンドーム、膣外射精などで避妊する方法です。
実際には次の月経の20日前から10日前までの間が妊娠可能日なのです(たとえば月経が28日ごとの女性では月経が始まって8日目から18日目までの11日間が妊娠可能日)。この方法の欠点は月経が不規則な女性では、あるいは普段は規則的でも、突如不規則になった場合にはこの計算通りにしていると失敗する事になります。
つぎにピルです。
ピルは指示通りに飲めばほぼ100%避妊できる優れた方法です。
しかも月経が規則的になりますし、量も少なくなり、痛みも少なくなるのです。ただこの方法では性感染症は予防できませんし、飲みクスリですから、胃腸の調子などに影響することもあります。また35歳以上でタバコを喫われる方などに使用できない方があります。
 
繰り返しますが、望まない妊娠、望まれない妊娠は避け、女性が自分の健康のために、自分自身で選ぶようにしましょう。
 
【2000年11月更新】
 
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