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性交後出血

性交のあと通常は出血はしないものですが、性交の時あるいはあとに出血すれば、傷 ができたのだろうか、ガンだろうと心配になります。貴女にも経験はありませんか。 貴女の場合はなんだったんでしょう。
性交後出血の原因
性交の時あるいはその後に出血に気づく事があります。この場合は、性交時出血なの か性交後出血なのかは分かりませんが、大差ないのです。下記のように、さまざまな原因が考えられます。そのときの出血の種類、量などではこれらを識別することはでき ません。
■性交後出血の原因
膣炎 びらん ポリープ
子宮頚ガン 排卵期出血 月経開始
その他 /ヘルペス/クラミジア/子宮体ガン/膣ガン/子宮筋腫/痔
 
子宮ガン検診は受けていますか?
性交後出血の原因となるもので最も怖いのは、子宮頚ガン、子宮体ガン、膣ガンなどのガンです。ガン検診の結果が正常であったなら、性交後出血は大きな問題はありません。出血した比較的近い前(2−3ヶ月以内)に子宮ガン検診を受けていないならば、ぜひ子宮ガン検診を受けましょう。そのとき同時に他の出血の原因となるような病気のチェックもしてもらっておきましょう。
 
一番多い原因は?
性交後出血で一番多い原因は、子宮の入り口にびらん(ただれ、このホームページに も別項で説明がありますからご覧下さい)があり、膣の炎症が重なり、びらんや膣壁 が充血していて、摩擦・刺激が加わった場合です。たとえば手に傷ややけどをしてい て、治りかけているときに、こすると血がにじんでくるのと同じ状況が膣の中に起こっ ているのです。この場合でも婦人科で膣の炎症の原因が、カンジダなどのカビ、雑菌、 ウイルス、クラミジア、リン菌、トリコモナスなどなのかを検査で確かめて、治しま しょう。ともかく(びらん)+(膣炎)+(性交)の組み合わせが、性交のときの出 血の原因になります。
 
ときにはこんなことも…

1、
性交に慣れていない方や閉経後の方の場合、陰茎挿入時に腟の入口が切れて出血することがあります。少し切れているくらいなら自然に止まります。また膣の奥の方に傷ができて縫わないと止まらないこともあります。
2、
閉経後の方の場合は、女性ホルモンの作用が無くなって、膣壁が薄くなり、性交の刺激で出血しやすいのです。
3、
子宮頚管ポリープで、ポリープが膣の方に垂れている場合は、性行為によりポリープからの出血を誘発することがあります。
4、
外陰部にできものがあったり、痔があって、それが刺激によって出血したりすることもあります。
5、
子宮筋腫の中でも性交時や後に出血するのは、子宮の中から筋腫が膣の中に垂れてきている「筋腫分娩」の場合です。
6、 子宮体ガンのがある場合も、性行為により子宮が刺激されて出血することがあります。
7、 性交の刺激でか、偶然か、性交時に月経が始まったということもあります。
 
性交後出血があればどうすればいいの?
結局ご本人には原因が分からない場合がほとんどですから、診察を受けるしか方法はないのです。
 

【2004年2月更新】

 
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